526話 ページ35
佳菜子ちゃんがいなくなって、部屋にはゆづくんと私だけ。
一人いなくなっただけで、こんなに静かになるもんなんだ(笑)
結弦「ったく……カナは記者にでもなったほうよかったんじゃね?って思うんだけど」
呆れたようにそう言うゆづくんだけど、心底嫌がってる様子でもなくて。
「だけどずっと気にかけてくれてたみたいだし……ちゃんと伝えられて良かったよね」
結弦「まあ、そうだね。最初にAちゃんのことが好きだって伝えたのもカナだったし。さっきも言ってたけど、そこから色々話聞いてもらったりしてたから」
「色々って、どんな?」
結弦「え?」
「佳菜子ちゃんとどんな話してたの?」
結弦「それは……色々、だよ」
「なにそれー(笑)もしかして言えない話?」
結弦「色々ありすぎて伝えるのが難しいの!それだけ俺はAちゃんのことが好きで堪らなかったんだから」
「あっ……そう、ですか……」
ゆづくんはまっすぐ私の顔を見て、照れもせずにそんなことを言ってくる。
逆に私が恥ずかしくなってきたよ。
結弦「あ、Aちゃん照れてる(笑)」
顔赤くなってるね、とケラケラ笑うゆづくん。
「照れないゆづくんのほうが凄いと思うけど……」
結弦「いや、俺も今めっちゃ恥ずかしい(笑)」
フフ、と笑ってほっぺたを押さえるゆづくんの顔は、ちょっと照れたような笑顔だった。
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優里奈(プロフ) - エミルさん» 嬉しいお言葉……ありがとうございます(*^^*)付き合いたてってこんな感じかなあ……?なんて考えながら二人を動かしてます(*>_<*) (2021年10月3日 6時) (レス) @page21 id: bb1624f74d (このIDを非表示/違反報告)
エミル(プロフ) - 初々しい二人の好きが溢れていて、可愛いカップルですね!こちらも幸せな気持ちになります(*´ω`*) (2021年10月2日 23時) (レス) id: 68edaa3183 (このIDを非表示/違反報告)
優里奈(プロフ) - らっきさん» わー!ありがとうございます(≧∇≦)らっきさんの作品も楽しく読ませて頂いてますよ〜(*´ω`*)2人がくっつくまでの前置きが長すぎましたね(^ω^;) (2021年9月24日 22時) (レス) id: 59b863f10c (このIDを非表示/違反報告)
らっき(プロフ) - こんばんは!いつも読んでます(*^^*)ついに、2人のお付き合いが始まりますね!更新頑張って下さい! (2021年9月24日 21時) (レス) id: 4da1a124c4 (このIDを非表示/違反報告)
優里奈(プロフ) - エミルさん» 私も書いていてドキドキしてました〜!一途なゆづくんに春よ来い!ですね( *´艸`)頑張って続き書いて行きます(p`・ω・´q) (2021年9月23日 23時) (レス) id: 59b863f10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優里奈 | 作成日時:2021年9月23日 22時