data.4-4 ページ23
**
ハニちのランクは4です
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
クララに学食に行こうとお誘いを頂いたA
嫌だとかそんな気持ちは一切ない
けれどどうにもあの子はあの話を知らないらしい
「(今学食堂に行くにも...巻き込まれる気がしてならない)」
クララの元に行くということはつまり
入間、アスモデウスの元に行くのと同然のこと
そしてこの後にあるのは師団所属の上級生による
そんな中、4の二人が揃っていたら？
想像するだけでもゾッとする
身体能力がずば抜けているだけで、大勢に囲まれてしまえばどうしようも出来ない
ハニエル･Aも流石に完璧悪魔ではないのだから
ゆっくり廊下を歩いていると、一年塔入口の方から騒音が
始まったのだ 一年生争奪戦が
師団なんて興味が無いAにとって退屈な時間だった
クララがもし、師団に入るとなったら少しは興味が湧くだろうけれど
「えっ、おい！！ノーガード状態のハニエルが...」
「今いちばん欲しい悪魔..！！！絶対逃がすな！！！」
今回は廊下ならまだ少ないだろうと歩いていたAに非がある
内心走って逃げ出したい気はしたが、今からだとどこに逃げても無意味だと悟ったAは半ば諦め半分で対応しだした
「うちに是非！！！」
「いやいや待ってよそんな野蛮なのよりこっちの方が」
「んだとてめぇ引っ込んでろよ」
「あ？」
どう足掻いても面倒くさい
これはどっちに賛成しようが反対しようが収拾がつかない
クララちゃんを巻き込むようでホントに申し訳ないが最終手段を使うことにした
最終手段とは...それは確実にクララに飛び火がいくことだった
「私、クララちゃんが入る師団以外は興味無いの」
ピタリと動きが止まる
ランク3のウァラク･クララ
噂によれば今最もハニエルのお気に入りである悪魔
ウァラク･クララの勧誘に成功すれば実質、あのハニエル･Aが付いてくるという何ともお得な情報
何よりハニエル･Aを真っ向から落とすよりもどんな悪魔かは知らないがウァラク･クララという悪魔を落とす方が幾分かはましな気もしていた
蜘蛛の子が散るように一気に散らばる上級生たち
全員、ウァラク･クララを探しに行ったのだ
「んー...ごめんクララちゃん」
**
前回のお話でハニちがクララをどれだけ大切に思っているか書きましたが上のような対処もしたりはします
彼女も悪魔ですから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rin - やっぱり真似をされてしまったから更新しないんですか？このお話すごく大好きです、ずっと待ってます！！ (10月24日 15時) (
レス) id: 88a9965366 (このIDを非表示/違反報告)
rin - キリヲ先輩...‼私の推しです(´；ω；)♡かっこいい、好きだ (8月17日 11時) (レス) @page28 id: b07382b966 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございます。ヒロインちゃんを手に入れるための師団対抗クララ争奪戦面白いです。 (8月7日 7時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
みちる➷ෆ - 毎回更新楽しみにしてます！取り合いされてる描写を見たいです…無理をなさらないで暇な時にでも書いて貰えたら嬉しいです！応援してます！ (8月6日 21時) (レス) id: 6d6b36f171 (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐら(プロフ) - kanayamamoto112さん» カルエゴ先生とバラム先生ですね。かしこまりました🙌🏻 (8月6日 19時) (レス) id: ca5fa7ba5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もぐもぐら | 作成日時：2023年6月13日 20時
