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わぁわぁと処刑玉砲は続く
もちろんAに当てるものはいないし、狙ったとして彼女が当たるわけがなかった
コートの真ん中で退屈そうに立っている
自分に向けられた感情はより一層濃く見えるから
少しでも彼女に当てようと、敵意を向ければ直ぐに気づかれる
いくら競技だと言ってもチームで区切られてしまえぱ、少なからず投げる時に敵意が加わる
だからこそ彼女が気づかないはずがない
気づいたとしても、魔力なしで受け止める事なんて彼女くらいにしか出来ないだろうけれど
また飛んでくる球を軽々と受け止める
勘違いでなければ、彼女は球が自分の元に来る度に鈴木入間ただ一人を狙っている
今だって入間に向けて腕を振りかぶって投げていた
「な、なんか凄い狙われてる気がする...！！」
特訓の甲斐あってか、入間だって負けずとその球を受け止める
分かりやすく入間を狙っているからか、同チームであるアスモデウスは何か言いたげにAをチラチラと見ていた
受け止めてばかりで他の悪魔に球を渡す
それじゃあ勝てないと言っているのに
どうしてAは入間を狙うのか
それは彼女自身もよくわかっていなかった
「(イルマち、イルマち...ねぇ)」
所謂、嫉妬心というやつである
本人は到底気づきもしないだろうけれど
ウァラク･クララが一際輝く色を発する時は、いつだって鈴木入間の姿があったから
如何せん気に食わない
考え事をしていたAの元に、真っ直ぐと球が飛ぶ
それは今まで飛んできた球と比べ、威力がない
今までの勢いある球を受け止めてきた彼女なら、また平然と受け止めるのだろうと軽く見ていた
ポス、となんとも間抜けな音を立てて彼女の足にあたる
「ん？」
「お、おおおお！！ハニエルに球が当たった！！！」
彼女に敵意を察されること無く投げることが出来たのは誰か
それは言わずもがな、彼女のお気に入りウァラク･クララだった
敵意を隠すなんてせずとも、楽しむことを優先とするクララは彼女に向けて敵意など全く持っていなかったから
だからこそAは気づくことが出来なかった
「わーい！」
「予想外…」
Aが外野に行ったのを機にどんどん人数が減っていく
どうしたらイルマ様の力添えになれるだろうか
なんて、そんなことをアスモデウスが考えている間に、もう残り二人だった
残りは、特待生 鈴木入間 と 首席 アスモデウス･アリスだけ
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rin - やっぱり真似をされてしまったから更新しないんですか？このお話すごく大好きです、ずっと待ってます！！ (10月24日 15時) (
レス) id: 88a9965366 (このIDを非表示/違反報告)
rin - キリヲ先輩...‼私の推しです(´；ω；)♡かっこいい、好きだ (8月17日 11時) (レス) @page28 id: b07382b966 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございます。ヒロインちゃんを手に入れるための師団対抗クララ争奪戦面白いです。 (8月7日 7時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
みちる➷ෆ - 毎回更新楽しみにしてます！取り合いされてる描写を見たいです…無理をなさらないで暇な時にでも書いて貰えたら嬉しいです！応援してます！ (8月6日 21時) (レス) id: 6d6b36f171 (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐら(プロフ) - kanayamamoto112さん» カルエゴ先生とバラム先生ですね。かしこまりました🙌🏻 (8月6日 19時) (レス) id: ca5fa7ba5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぐもぐら | 作成日時：2023年6月13日 20時
