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彼女の中でクララは特別なのか、あれ以来クララとAが喋っているのをよく目撃することが増えた
表情に変わりはなくとも、クララといるときの彼女はどこか緩い
クララには悪意だとか、そういった黒い感情がない
楽しい、嬉しい、喜び...常にキラキラとした色を発していた
それは周りの感情を感じ取ってしまうAにとって大きなことだったから
「そんでね！いるまちもアズアズも沢山遊んでくれるよ！」
「楽しそうでよかった。その二人は、クララちゃんのことが大好きなのね」
「！！私も二人のことだいすきだよ」
キラキラとした奇麗な色
兄弟が沢山いる話だとか、遊びでは何が一番好きだとか。そんな他愛もない話
けどその空間はとても居心地が良かった
「あのねあのね」
「ん？」
「ハニちのことも大好き！」
まさか自分にも愛を向けられるとは思ってもいなかったAは、一瞬固まってしまった
あまり外に出なかったからわからないけれど。ここまで真っ直ぐ好意を向ける悪魔はこの子くらいじゃないのか
私はハニエルだから。 私も、なんて気軽に返せない
......ううん。彼女なら、クララちゃんなら...何も考えずに返してしまってもいいのかも
「............私もすき」
桃の色をした、ヴェールのような薄い何かがクララを覆う
それはハニエルの能力。全開値では無いけれど確かに発動した
命をも捧げる盟約こそしていないものの、間違いなくクララは今彼女からの祝福、恩恵を授けられた。
ハニエルが好意を持った相手にならどの悪魔にだって授けることのできるものだが、彼女がこの学校に入学して初めてのことだったからか、二人に視線が集まった
「おお...生で見れるとは思ってなかったなー」
「めちゃくちゃ奇麗！...あれハニエルの祝福？だっけ最初に受けるのは何となくイルマ君だと思ってたんだよね」
「色々と規格外なことしてたものね。でもあの二人、とっても素敵｣
彼女、ハニエルの寵愛は魔界を揺るがすほどの重大な事
そんな事はクララ自身も気づかない
まだクララはハニエルの
真の寵愛を誰が受けるかは まだわからない
優しい目でクララを見つめるA
どうかこの綺麗な色をしたこの子が汚れたものに晒されぬよう
ハニエルきっての祝福と、恩恵を授ける
「(どうかそのまま。綺麗な色でいて)」
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rin - やっぱり真似をされてしまったから更新しないんですか？このお話すごく大好きです、ずっと待ってます！！ (10月24日 15時) (
レス) id: 88a9965366 (このIDを非表示/違反報告)
rin - キリヲ先輩...‼私の推しです(´；ω；)♡かっこいい、好きだ (8月17日 11時) (レス) @page28 id: b07382b966 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございます。ヒロインちゃんを手に入れるための師団対抗クララ争奪戦面白いです。 (8月7日 7時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
みちる➷ෆ - 毎回更新楽しみにしてます！取り合いされてる描写を見たいです…無理をなさらないで暇な時にでも書いて貰えたら嬉しいです！応援してます！ (8月6日 21時) (レス) id: 6d6b36f171 (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐら(プロフ) - kanayamamoto112さん» カルエゴ先生とバラム先生ですね。かしこまりました🙌🏻 (8月6日 19時) (レス) id: ca5fa7ba5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぐもぐら | 作成日時：2023年6月13日 20時
