一話 ページ2
_私、本当に敦くんと付き合ってるの?
敦くん、ずっと鏡花ちゃんの事ばっかじゃない。
敦くんは私なんかどうでもいいんだね?
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
「おはようございます」
朝。探偵社のドアを開けて挨拶する。
太宰「Aちゃん!おはよう!」
「太宰さん。おはようございます」
チラッと彼がいる場所を見る。
鏡花ちゃんと一緒だった。
そりゃ、同居してるんだし…
一緒にいて当たり前なんだろうけど…
…私が探偵社に入っても気付いてくれなかった。
敦「あ!Aさん、おはようございます!」
“あ”と、今気づいたみたいな言葉に胸が痛む。
ねぇ、私、あなたの彼女だよね?
「…おはよう。敦くん」
できる限り、笑顔で挨拶をする。
作り笑顔ってやつなんだろうな…
敦「じゃあ僕、鏡花ちゃんの所に行くね!」
また”鏡花ちゃん“って。
「…うん」
鏡花ちゃんに嫉妬してしまう自分が嫌で。
どうすればいいのか分かんなくて。
涙が溢れ出てきそう。
「…仕事しよ」
自分の席に着いて仕事をしようとする。
すると
ガチャ
探偵社のドアが開いた。依頼人かな?
?「あの…依頼なんですが…」
可愛らしい女性が探偵社のドアからこちらを見てくる。
「依頼ですね。分かりました。では、こちらにどうぞ」
女性を椅子に座らせる。
?「最近、私ストーカーに付けられてて。家には大量に手紙が送られてくるし、家の中には私の写真が貼ってあったりしてて…警察に相談したんですけど、動いてくれないんです…」
敦「ストーカーですか…」
「誰かが彼氏役として家まで送るとかどうですか?それなら、犯人も捕まえられるかもしれませんよ」
太宰「それいい!Aちゃんナイスアイデア!」
「誰が一番いいですかね」
?「私は誰でもいいです…
毎日怖くて怖くて、夜も眠れないんです…」
うーん…どうしよ
敦「…じゃあ僕がやりましょうか?」
「…え」
敦くんの突然の発言にフリーズしてしまう私。
…私彼女…だよね?
太宰「…じゃあ敦くんにしよう!」
敦「中島敦です。宜しくね」
?「あ、天沢さとうです」
敦「天沢さん…ん、彼氏だからさとうさん?かな?」
さとう「じゃあ私は敦くんって呼ぶね」
敦「うん!」
そうだよ…私なんかより天沢さんの方が敦くんとお似合いだ。
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曇天に笑う - 更新してほしいです! (2018年9月1日 21時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎとろ。(プロフ) - 枝垂桜さん» ありがとうございます!! (2018年8月18日 3時) (レス) id: 01557d459a (このIDを非表示/違反報告)
枝垂桜 - ねぎとろ。さん» いえ!とてもいいと思います!さとちゃんとしおちゃん可愛いですよね!あ、話ズレた← 更新ゆっくりでもいいので頑張ってください! (2018年8月5日 21時) (レス) id: 05de94b2f8 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎとろ。(プロフ) - 枝垂桜さん» ありがとうございます!少しだけハッピーシュガーライフの物語を混ぜました!w (2018年8月3日 20時) (レス) id: 01557d459a (このIDを非表示/違反報告)
枝垂桜 - とても面白いです(*^^*)これからも頑張ってください!応援してます!このお話大好きです(*^^*)文ストと少しだけハッピーシュガーライフの物語が入っていて物凄く好きです! (2018年8月3日 7時) (レス) id: 05de94b2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねぎとろ。 | 作成日時:2018年7月31日 22時