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学級委員 ページ3
「今日は、櫻田が休みだから。委員長が集めてこいよ〜。じゃあ終わり。」
授業が終わると、その日の課題を日直が提出するのが仕事。今日は私の唯一の友達、櫻田真希が休みなのでお昼もぼっち飯確定。
それに、提出物も職員室に持っていかないといけないし。
勉強が出来るからって委員長にさせられたのはいいけど、ただの雑用じゃん。
普段はやらない委員長も、学校のルールで決まってしまったのだ。
『重っ．．．．』
机に溜まったノートを抱え教室を出る。
「じゃあ、田中！購買まで競争なー。」
「いくぞー。」
「ちょっと待ってよ」
「おい、走るな危ないぞ」
職員室まで行くには下の階まで降りないといけないので結構めんどくさいなーとか考えながら歩いていると。
誰かが私にぶつかった。
ドンッ
ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗ
『いったぁ．．．』
持っていたノートは廊下にバラけ、私も尻餅をついて転けてしまった。
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作者名：とぐさ | 作成日時：2020年10月20日 20時
