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嫉妬 ページ17

Aside




田中君は、黒木さんに対して冷たい言葉を投げ掛けた。



「いこう、渡辺。A」



早足で歩く田中君に付いていく渡辺君。
私も田中君に付いていこうとした時、黒木さんにぶつかられた。




「樹君に気に入られてるからって調子にのりやがって。自分の立場わかれよ。(ﾎﾞｿｯ)」



すれ違い際に、言われた言葉はとても憎みに溢れていて私に向けられた敵意その物だった。




「Aどうかした？」



立ち止まって待ってくれている田中君に心配をかけないように嘘の笑顔を作り田中君の元へ歩いた。



『なんでもないよ。大丈夫。』

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作者名：とぐさ | 作成日時：2020年10月20日 20時

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