４１. 夢の世界の15年 ページ44
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夢見てた。 物心ついた頃から。
外の世界に。友達という存在に。自由に。
その夢を母に話した時は凄く怒られた。
「お友達？まあ汚い言葉だこと！」
イルミの教育が足りていないわね、そう言って
母は私のことを独房に放り込んだ。
それから2年後､ 5歳で初めて暗殺をした。
相手は無力な資産家の老夫婦。娘が
出産を控えているらしい。
凄く心が傷んだよね、けどそうしないと
私が殺されちゃうから殺した。
次は マフィアのボスだった。
父から聞いていた話とは違い念能力者だったけど
最後まで闘い続けた。
ボロボロになって家に帰るとイル兄に
こっぴどく叱られた。
「いい？A、勝てない相手とは戦うな。
これはお前の為でも､ ゾルディックのためでもある。」
そうやって洗脳されてきた。
あ、そういえばその時、頭に
針刺されたような気がするなぁ。
そういえば、
その針、ちゃんと取ったっけ…？
駄目だ、夢なのに なんでこんなに頭が
重いの？体が動かないの？
気がつくと私は独房に拘束されていた。
『え、えっ？！イ、イル兄…。なんで』
「や、Aが家出するなんてね。
俺の教育が足りなかったみたいだね。また針
刺しとかないとって父さんと決めたんだ。」
あの時みたいに、刺したら楽になるよ。
そう付け加えて イル兄は針を持って近づいて
きた。
「あ、そういえば俺、口酸っぱく言ったよね？」
そう言ってイル兄は口を耳元に寄せて言った。
「勝てない相手とは戦うな、ってね。」
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『きゃああぁああ！！！！』
急に足がビクッ、となって目が覚めた。
夢だった、良かった。本当に。
と思った瞬間 気づいた。
ここ、病院？
あ、私 脳無と闘って気絶したんだ。
耳郎「A大丈夫？！」
『え、耳郎？！と皆！！』
なんと今日たまたま皆、お見舞いに来てた
らしいけど 私が寝てるから一旦帰ろうとしてた
ところ私の悲鳴を聞いて戻ってきたらしい。
『ご、ごめん嫌な夢見ただけだよ…。』
そう言いながら隣の鏡を見ると夢の事を思い出した。
『あ、そういえば先生 私の頭から異物が出たとか
言ってなかった？！』
近くにいた尾白の肩を揺さぶると尾白は
びっくりした顔をして言った。
「知ってたの…？これ、頭から出たって。」
そう言われ 渡されたものを見ると
やっぱりイル兄の針だった。
『…これ昔兄に刺された針なの。』
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りーこ(プロフ) - 瑞貴さん» ば、バレちゃいましたか(；・∀・) 良さげな能力だったので使わせてもらってます！これからも御愛読お願いします！ (2018年7月10日 21時) (
レス) id: 775d71e29a (このIDを非表示/違反報告)
瑞貴(プロフ) - アクセラレータと同じかー、良き良き (2018年7月9日 20時) (レス) id: 291da89bc4 (このIDを非表示/違反報告)
りーこ(プロフ) - 冷凍みかんさん» ふぁぁぁ!!!! 有難がきコメント！(；▽；) これからも頑張るので よろしくお願いします！！(ﾉД`) (2018年7月8日 13時) (レス) id: 775d71e29a (このIDを非表示/違反報告)
冷凍みかん(プロフ) - ふぁぁぁ!!!ヒロアカもH×Hも大好きなので嬉しいです!!更新頑張ってください!!! (2018年7月8日 13時) (レス) id: 8acbcb59d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーこ | 作成日時：2018年7月1日 17時
