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それまでドアノブに声を落としていたが
"自分のもの"とあえて言わない彼の表情が見たくなり振り向いた。
…違う。
そういう彼はあの人といる時のジョンウォンではなかった。
JK「…」
彼が"変わった"のか。
それとも、僕の感覚が鈍ったのか。
JW「…欲しいの?」
そういう彼の心が見えなかった。
JK「私達には取り合う価値がないでしょう。」
普段他人の顔色を伺う事はしない彼だが
今は僕の反応を見て楽しんでいる様に見えた。
JK「…彼女は…ユラさんは私たち怪物が所有していいものではありませんよ。」
JW「いいじゃん、すれば。」
JK「…はぁ。」
JW「ソヌヒョンは良くて僕がダメなことある?」
JK「そうやってソヌと比べるのをやめたらどうですか。」
早くソヌが戻ってくればいい。
そう簡単に考えている僕。
あの頃の"日常"が戻ってくればこんな事にいちいち頭を悩ませずに済む。
このままじゃ僕だけが辛いみたいだ。
JW「…僕がいなくなったら先生は探してくれるのかな?」
…はぁ、めんどくさい。
JK「さぁ。あの人次第じゃないですか。」
JW「ん〜」
JK「……いなくなってみては、?」
JW「ヒョンはどうして先生が嫌いなの?」
JK「…」
JW「先生が嫌いなら敵でもないし、殺すつもりは無いけどさ〜下手な真似したらヒョンでも…」
JK「…」
JW「…死 ぬよ?」
そう言って所長の机の引き出しから
"果物ナイフ"を取り出し
JW「これに決めたー」
そういったジョンウォン。
JK「…貴方にだけは殺されるのは御免です。」
そう言って勢いよくドアノブを開けた。
…
…
…
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「へぇ、凶器は"ここから"流れていたのか。」
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くろ - 一気読みさせていただきました!ずっとドキドキしっぱなしです!!本当に神作です!!!!!! (5月10日 22時) (レス) @page41 id: de9fd267f3 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 待ち遠しかったです❣️続き嬉しくて最初から読み直してます😭良すぎる… (3月1日 22時) (レス) @page36 id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
egg(プロフ) - 稀に見る神作です...!ストーリーもしっかりしていて何よりもキャラ1人1人の奥行きが半端じゃない。愛と狂気が徹底的に描写されていて本当に素晴らしいです!はじめて読み返したいと思いました。更新いつまでも待ってます。 (1月19日 15時) (レス) @page35 id: 089cc806dc (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - お忙しいとは思いますがムリされず、また時間空いたら続き書いてもらえたらと思います^_^このお話のソヌが私の理想のソヌ過ぎて…何度も読み返してます(涙) (12月16日 10時) (レス) @page35 id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
!?(プロフ) - 初めまして!!一気読みさせていただきました!めちゃくちゃ面白くてずっとニヤニヤしながら読んでました!応援してます!続き楽しみにしてます!! (10月12日 1時) (レス) id: f95a2e532b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:EBISHY | 作成日時:2023年5月11日 6時