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44話 ページ46

土方side


土方「お前も一緒に来て欲しい。」

土方「負傷者の治療を任せたいんだ。」

金城は少し下を向いていたが、すぐに視線を戻し俺の方を見る。

貴方『私がここを出たら、今動けない隊士達は......』

土方「それならあいつに任せるから安心しろ。」

金城がそう言うだろうと予測していたから、
前々から千鶴には頼んでおいた。

貴方『雪村さんですか。』

金城は考えるようにつぶやく。

土方「それに、最近頑張ってるじゃねぇか」

まだキレがないが、自分のことを守れるくらいの技量はあるだろうと思う。

土方「稽古つけてもらってるんだろ?今のお前なら自分の身ぐらい守れる。なんかあれば俺達で何とかしてやるから。」

金城が剣術を学び始めたのは知っていた。

新八に稽古をつけてもらっていたり、皆が寝ている時間に外で1人、素振りしているのを見ていたから。

それに、金城の努力は幹部皆が知っている。



貴方『分かりました。足手まといにならないよう、努力します。』



金城は俺の誘いを受けてくれた。

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作者名:優南 | 作成日時:2019年9月21日 17時

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