病んでる愛を【呪術廻戦】

伏黒恵 息 3 ページ17

伏黒side


俺とは違うところで幸せそうに笑うAがいる。

そう思っただけで吐き気がした。

俺はA無しじゃ何も楽しくないのに、生きている心地すらしないのに。

俺がAがいないと生きていけない様に、

Aも俺がいないと生きていけなくなって欲しかった。

でも俺の自分勝手な気持ちでAを不幸にしては駄目だ。

そう自分に言い聞かせていた。


そんな時、Aが俺をプールに誘った。

丁度他の奴は全員任務で居ないことを知っていたから

他の人もいるかもしれないとAに嘘をついて高専のプールに行くように誘導した。

釘崎たちがいないことに残念がるAを見て、殺意が沸いた。

結局、Aは誰かと遊びたかっただけなんだ。

その誰かは俺だけじゃない。



“殺す。”



Aを抱きしめるようにプールに落ちた。

必死に生きようともがくA。

その姿を見てあるひとつの考えが俺の中で生まれた。

Aを水面から引っ張りあげる。

息を吸おうとするAに押し付けるようにキスをして

俺から出た息を必死に吸い込もうとするA。

その姿を見た瞬間、今まで味わったことの無い快感が俺の体を突き抜けた。

思わず身震いする。



もっと、もっと俺を求めて

Aをさっきと同じ様に沈め込んだ









＿＿＿＿＿＿＿彼はこの快楽からの抜け出し方を知らない＿＿＿＿＿＿。









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はい！作者です。
今回、だいぶ話を変えて伏黒sideも書かせて頂きました。
3話分も使ってしまった...。
あと今までの作品で誤字とか内容の矛盾とかあったら教えてください！

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