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「じゃあ、とりあえず今夜は俺の服着て寝て。」
「はい。」
「風呂沸かしてくるから、座ってていいよ。」
誰もいなくなったリビング。
一面ガラスの窓に吸い寄せられるように近づくと、見えるのはまだまだ明るい東京の夜景。
リビング見渡す。綺麗すぎて、使っていないのがわかるキッチンがあって、ふと思いつく。私にできること、これしかない。精一杯の感謝。
少しして戻ってきた慎太郎さんに近づいていくと、ちょっと驚かれる。
「慎太郎さん、私ご飯作ります。」
「え？」
「なにもできないから、せめてものお礼です。」
「いや、えっと、」
驚いて言葉が出ない様子の慎太郎さん。
もしかして迷惑かな、大人しくしてたほうがいい？と不安になっていると、慎太郎さんがちょっと笑って言う。
「俺は大丈夫。事務所で食べてくることのが多いし。キッチンは好きに使っていいよ。」
「え、っと、」
「あ、生活費渡したほうがいい？」
「…や！大丈夫です！バイトしてるので。」
「そ？じゃあ、俺行くね。先寝てていいから。」
「服は部屋に置いておいたからね」ってそれだけ残して、またジャケットを羽織った慎太郎さんは、家を出ていった。
ちょっと距離を感じて、踏み込みすぎたり近づきすぎたりするのは良くないなと少し反省。
…なんか、色々ありすぎて疲れた。
彼氏に浮気され、ヤクザに拾ってもらって、こんなに大きな家で早速1人きり。本当に、人生何があるかわからない。ついこの前まで、平凡な大学生だったのに。
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飴宮(プロフ) - ゆきさま。さん» 嬉しすぎてこちらの語彙力もなくなっていきます🥺有難う御座います！ (2023年1月20日 23時) (
レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきさま。(プロフ) - 最高すぎて語彙力がどんどんなくなっていきます() (2023年1月20日 22時) (レス) @page35 id: 1b51703f3c (このIDを非表示/違反報告)
飴宮(プロフ) - ななもちさん» これからも面白いと思って頂けるように頑張ります！🥺 (2023年1月13日 11時) (レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
飴宮(プロフ) - ririさん» 嬉しいです😭更新頑張ります！ (2023年1月13日 11時) (レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
ななもち - このお話、面白くていつも読んでます！更新頑張ってください！応援してます(*^-^*) (2023年1月12日 23時) (レス) @page31 id: f3515f8922 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴宮
| 作成日時：2022年12月22日 15時
