#10 -one year ago- ページ10
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そんな毎日を数週間続けていたある日のことだった。
いつも通り屋上に行くと、いつも誰もいないはずの屋上に、男の子が一人いた。向こうも私に気づき、少し驚きながらも、気まずそうな顔をする。
その人をよく見ると、学年でもかなり有名人な、京本大我だということが分かった。
色白な肌によく映える、全く傷んでいない茶髪のストレートヘア。そして、まるで異国の王子様のような、整った中性的な顔。
女子からも男子からも様付けで呼ばれるくらい、高嶺の花のような存在だった。
他人についてあまり興味を持たない私でさえ、他クラスなのに認知している人。
大我くんはそのとき、無言でその場を立ち去ろうとした。
別に黙ってても良かったんだけど、もし私と同じようにサボる魂胆なら(もう授業は始まっていたのできっとそうだろう)、この学校にはここしかバレないでサボれる場所はないから。
だから、引き止めてしまったんだ。
『私は構わないので、サボるならここしかないし、どかなくてもいいですよ。』
『…じゃあ』
仰々しい会話を交わして、一つしかないベンチに何故か2人で腰を掛けた。
少しの沈黙を経て、たしか大我くんの方から話しかけてくれた気がする。
『サボり？』
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飴宮(プロフ) - えりちよさん» とても嬉しいですありがとうございます😳🎶 お互い不器用すぎる2人ですが、ちょっとほっこりしますよね笑 更新頑張ります！👊🏻 (2022年7月28日 23時) (
レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
えりちよ(プロフ) - 飴宮さんの作品すべて良すぎて、表情をコロコロ変えながら読んでしまいました😂京本くんの不器用な感じ、焦ったいけど二人が可愛くてたまりません〜！更新楽しみにしています！ (2022年7月28日 19時) (レス) @page50 id: 3dd426d648 (このIDを非表示/違反報告)
飴宮(プロフ) - えんさん» コメントありがとうございます！反応をいただけると、更新のモチベになります😭嬉しいです🫶🏻 (2022年7月26日 21時) (レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
えん - 最高です。。。！たくさんのきゅんをありがとうございます！毎日更新されるのが楽しみです^ ^ (2022年7月26日 0時) (レス) id: a4d97af994 (このIDを非表示/違反報告)
飴宮(プロフ) - まいやんさん» ありがとうございます😭 そう言っていただけて本当に嬉しいです… これからも頑張ります！ (2022年7月23日 0時) (レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴宮
| 作成日時：2022年7月3日 20時
