【第五人格】世話を焼いたら【墓守】 (ページ5)

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『それはお互い様よ』

囚人「お？ 2人は知り合いだったのかい？」

目を見開いて驚いたという顔をして

囚人は2人を見る

墓守「ま、まぁ」

『幼なじみなのよ』

彼女がそう答えると

ニヤニヤする囚人

囚人「聞いたことがないぞ？君に幼なじみが居たなんて！」

ポストマン「[初耳です！]」

墓守「き聞かれなかったから」

『あら隠していたわけではなくて？』

墓守「(ｷﾞｸｯ」

分かりやすく肩を揺らす

『まったくわかりやすいんだから』

囚人「どうして隠してたんだい？」

それは素朴な疑問だ

墓守「言ったらあんたらのことだ絶対根掘り葉掘り聞いてくるだろう！」

囚人「まぁそれは否定できないね」

ポストマン「[気になってしまうので…]」

好奇心旺盛な彼は確かに

とことん追求してくるだろう

もっとも彼女がここに来てしまったことには

逃げるすべはない

『聞かれてなにか悪いことでもあるのかしら？』

墓守「べべつに無いが！ぁあんたのことが……」

何かを隠しながらもごもごと話す

それに対して

『私がなんなのよ〜！モニョモニョ喋ってんじゃないわよ！』

と口うるさい母のような怒り方をする

墓守「ううるさい！」

『声出るじゃないの！最初から出しなさいよ！』

ポストマン「[おおちついて！！]」

囚人「痴話喧嘩か？それとも親子喧嘩かな？」

墓守「痴話喧嘩？こいつは親なんかじゃない！」

囚人「男女の間で起こる恋愛のもつれからなる喧嘩のことを痴話喧嘩というんだよ」

墓守「なっ！！ちちがう！！！断じてちがう！」

顔を真っ赤にしながら否定するも

どこか寂し気だ

『そうよアンディーは昔も今も弟みたいなもんなんだから』

墓守「お弟……」

自分で言ったことだったが

彼女にそう言われると

彼は落ち込んだ

囚人「へぇ…(ﾆﾔﾆﾔ」

ポストマン「[ルカさんなにか企んでますよね]」

囚人「んふさぁ？どうだろうね」

そんな姿が

囚人というやばい天才を

煽っているのに

彼は気づいていない