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正直どうしようって思ったわ
だって 私 あなたに会う術すらなかったんだもの
そしたら 同僚が私宛の手紙が届いていたって
別の手紙を持ってきたのよ
それがここの招待状だった
ゲームに勝てば 賞金か望むもの一つ
いずれかを与えましょう
そう書かれた手紙に心が揺れた
賞金があれば あなたが働かなくても
生活が出来るかもしれないし
望むものなら あなたの病を治す薬を
得られるかもしれない
いてもたってもいられなくなって
ラズ墓場へ強行突破したのよ
けど あなたはもう居なかった
後から追いかけてきた聖職者が
「彼を探しているのでしょう？彼なら1ヶ月ほど前にここを出ていきましたよ。よく分からないゲームに参加するとかでね」
やれやれ ていう感じでいうから
嗚呼 嫌なやつだと思ったわ
なんとかそれを抑えて
必要最低限の荷物を持って
荘園へと向かったの
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作者名：春@機械音痴 | 作成日時：2021年8月20日 23時
