ずっとKnightで居られるように#1 (ページ39)

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北斗side

樹「文化祭、北斗にも来てもらうから！」

突然樹にそう言われて、

ジ「北ちゃんも楽しませてあげるから！」

なんてジェシーにも言われて、京本にまで"高校最後だから楽しもうね”と言われて、何故かパソコンを1台渡された

俺は正直何が言いたいのか分からなくて、でもその場の雰囲気が楽しかったから一緒になって笑っていた

俺は発作の回数も増えて、もちろん文化祭には参加できるわけがない

そんなこととっくの昔にわかってたし、今更悔しくもなかった

でも、文化祭を前日に控えた日、見舞いに来てくれてた高地と京本に、"調子が良かったらでいいから、朝からパソコン立ち上げといてね”って言われて、

当日の調子は良さそうだったから、俺は言われた通りにパソコンを立ち上げて小説を読んでいた

すると、機械音とともに画面が勝手に変わって、5人が映し出されて

無理だろと思ってたのにほんとにリアルタイムで動画を回してくれた

5人は海賊の衣装を着ていて、

……ジェシーはやっぱりかっこいい、

優「お化け屋敷やってるよ？行く？笑」

樹「いやぁ、やめとこ？暗くて北斗見えないし」

大「樹が怖くて行きたくないんでしょ？笑」

樹「違うし〜、ジェシーも行きたくないよね？ね？」

ジ「ん〜…笑」

北「行ってよお化け屋敷！樹頑張って？」

樹「う、……わ、わかったよ！でも皆で入ろうぜ？な？」

正直樹とジェシーのリアクションがデカすぎて、悲鳴で音声も割てて、何が起こってるのか全く分からなかったけど、

俺もその場に居るって感覚を味わえてすごく楽しかった