ずっとKnightで居られるように#1 (ページ34)

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北斗side

面会時間が終わって病室に1人になって、俺はずっと樹のことを考えていた

なんだろ、

この前、樹がジェシーのことを好きだったんだって遅いながらも気づいたのに、

今日に会った時にはもうその時とは違う樹

1人でいくら考えても答えなんて出るはずがなくて、でも一旦気になったら答えを知りたいわけで、

俺は結局、気づいたら京本に電話していた

自分から京本に電話するなんて、1度もなかったことなのに、樹の事だからなのだろうか

大「…えっと、もしもし？」

北「あ、京本？その、いきなり電話して、ごめん」

大「いや、全然いいんだけど、どうした？なんかあった？」

俺からの電話に、向こうも戸惑ってるんだってすぐわかった

でもまぁ、かけてしまった以上、なんでもないと切るほうが迷惑な話だろうし

俺は素直に京本に聞いてみることにした

北「あのさ、京本と樹、何かあったのかなぁって……思ったら気になっちゃって、」

大「あ〜……」

北「俺、この前やっと気づいたんだよ、樹がジェシーの事好きだって。だから、俺は悔いの残らないようにジェシーと最期まで生きようって決めたばっかりなのに、」

大「……北斗、気づいたんだね。んー、ならわかった。教えてあげる」

北「…うん、」

そこで、京本と樹が付き合い始めたことを知った

そしてその理由も、成り行きも

京本は全然話してくれた