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樹side
頭痛が酷すぎて、もう頭が割れそう
でも、お粥をジェシーに食べさせてもらって気分は上々……いや、少し罪悪感
樹「う……はぁ、ｹﾎｯ」
ジ「もー俺来て正解じゃん笑」
樹「ごめ…ほんと、助かった」
ジ「俺今日泊まるよ。一旦家帰って荷物もってくるから寝てて？」
樹「と、とまるの、？そこまでしなくても…」
ジ「ちゃんと寝てるんだよ〜」
俺の声は聞こえてなかったらしく、ジェシーは部屋を出てしまった
泊まってくれるのは…すごく、すごくすごく嬉しい
でもそんなことされると、俺の気持ちが……
北斗に、謝らないと……
樹「おれは、びょうにん、おれはびょうにん…」
自分にそう言い聞かせて、目を閉じた
たぶん、次に目を開けた時にはまたジェシーが目に映るんだろうな
＿＿＿
樹「…ん、……」
ジ「ちゃんと寝てたねぇ。偉いじゃん。まぁそんぐらいキツイのか笑」
樹「ジェシー……とまらせて、ごめん、」
ジ「いーのいーの。んー、峠はこしたかなー」
少し冷たいジェシーの手が額に当てられる
その少し冷たいのが、熱をもう俺には気持ちいい
ジ「樹が大丈夫そうなら、蒸しタオルで身体拭かない？風呂はちょっと入れないっしょ？」
樹「おまえ、かんびょうじょうず」
ジ「AHA！だろ！熱出たらいつでも俺呼びな〜笑」
そのままジェシーに身体を拭いてもらって、ジェシーにシャワーを貸した
でも、
ジェシーへの好きって気持ちと、ジェシーは北斗の彼氏だって事実が俺の中で混ざって、
俺はキツイなんてことより泣かないようにすることの方に必死だった
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作者名：J.J
| 作成日時：2021年7月17日 11時
