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よんじゅうさん ページ43
樹side
とりあえず奥の奥のトイレに駆け込んだ
なんで泣いてんだ俺
絶対、何かの間違いだ、
まさか北斗が……
こういう時ってこんなもん？
冷静になればなるほど、自分が情けないことを突きつけられる
だって北斗は、今までずっと、
俺とジェシーの時間をこっそり自然に作ってくれて
ビビりな俺に何度も最高の時間を与えてくれたんだから
あんなの、あの場面だけを見た俺の勝手な思い込みだ…
しかも、事故にあった北斗とジェシーに
俺は大丈夫のひとつも言わずに消えてしまった
最低なヤツって思われたかもな…
大「見っけ」
樹「き、きょも…トイレ？」
大「トイレ行くのにわざわざ奥の奥に来ると思うの？」
樹「いや……ならなんで、」
大「樹を探してたからだよ笑。そんぐらいわかって？話をしたくてね」
樹「なんの…逃げたこと、あれはないって？」
大「なわけ。俺理由知ってるもん。樹があの場を避けた理由わかるよ」
きょもが、理由を知ってる？
それって、
俺がジェシーを好きだってこともわかってるってこと？
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作者名：J.J
| 作成日時：2021年3月14日 17時
