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樹side
それから数日後
友達の家に忘れ物をしたらしいジェシーは、たった今家を出た
樹「あれ、」
ぐるっと部屋を見渡したとき、全然見てなかったカレンダーに目がいった
全く書き込まれてないカレンダーのはずが、唯一書き込まれてるものがあったんだ
それも、俺が書いたんじゃない
《Birthday♡》
割と綺麗なアルファベットと、少し歪なハートマーク
そう、まるで高校生男子が書いたような…
これを書いたのはジェシー？
この日って、俺の誕生日だ
いや、ジェシーの誕生日？
ぼやける記憶の中だけど、たしか彼は俺と誕生日が近かった気がするんだよね
樹「いたっ、」
ガンっと1発
頭痛がした
なんだ？
これはたぶん、彼の友達の誰かの誕生日なんだろう
勝手にそう決めつけて、俺はまだじわじわと痛む頭を抱えてソファーに横になった
なんか頭痛が急に来た
なんでだ？
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作者名：J.J
| 作成日時：2021年1月14日 0時
