俺の先生は俺の恋人#3 (ページ19)

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北斗side

鳴り続ける家電を恐る恐るとる

北「…はい」

「あ、田中さんの御家族の方ですか？」

北「あ、…はい。あの樹がなにか…」

御家族ではないが、ここはもうはいと言うしかないだろう

この俺の質問に、聞きたくなかった返事が返ってきた

「たった今○○病院に緊急搬送されました。すぐ来ていただけますか？」

北「っ……すぐ、行きます」

俺の反応を見ていたジェシーは固まって動かない

そして、俺が受話器を戻して顔を上げると、ジェシーはいやいやと首を横に振った

ジ「なに……なんの電話だったの、？」

北「ジェシー、○○病院に行こう……樹が居る、」

ジ「っ……じゃあ、やっぱりあの、」

そういうことになる

あのニュースで言われていた事故で意識不明の重体だったのは樹なんだ

俺は放心状態のジェシーをなんとか連れて、○○病院に急いだ

着くとすぐ、奥の部屋に通され、俺らは椅子に座るように促される

そして、何故だかその部屋には警察の人が2人いた

なにがどうなってるんだよ…