赤が変えてくれた世界で#4 (ページ24)

今日:3 hit、昨日:16 hit、合計:41,944 hit

・ページ24

ジェシーside

めっちゃ賑やかだったのがあっという間に静かになったけど、

今までとは違う。

1人じゃないってこんなにも心強いんだね。

今日からはずっと樹がいてくれる。

病室を同じにしてもらえてほんとに良かったな。

ジ「ｹﾎｯ…樹はまだ大丈夫？」

樹「まだ大丈夫だよ。まだなんともない笑」

ジ「HEHE、でも樹がいてくれてやっぱ嬉しいや笑」

樹「俺もやっとジェシーといられるようになったからね笑。俺さ、」

ジ「ん？」

樹「結構性格が女っぽいみたいでさ…笑。すごく寂しかったんだよね」

樹は下を向いて恥ずかしそうに言った。

いや、可愛いかよ、笑

ジ「それは俺のせいだから。その説は申し訳ない！もう寂しい思いはさせませんから笑。」

樹「はっ！笑。期待してる笑」

その日は樹の症状が出ることもなく、就寝となった。

ベットは別々だけど、すぐ隣だからね。

2人で真ん中によって寝る。

ジ「もしかしたら明日からきつくなるかもだからね。ほんと、ごめんな」

樹「もう決めたこと。ジェシーと一緒なら大丈夫だって！ねー、」

ジ「ん？」

樹「同じベットじゃないけど手は繋いでてもいい？」

ジ「あったりまえ笑。手かして？」

やっぱり細い樹の手。

久しぶりだな〜なんて感じながら包み込んだ。

一時すると隣から気持ちの良さそうな寝息が聞こえてきた。

それを聞いて、俺もやっと眠くなってきて、そのまま目を閉じた。