赤が変えてくれた世界で#4 (ページ23)

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第21章ページ23

樹side

いよいよ薬の投与が始まる。

点滴を打たれて、俺にも“点滴”という相棒ができた。

これからしばらくよろしくな。

大我と一緒に相棒の点滴を転がして病室に戻ると、いつの間にか慎太郎達が来ていた。

ジ「あ！樹！」

慎「え？樹！！」

樹「慎太郎達、先輩も、いつの間に来てたんですか？」

俺がいない間にジェシーが全てを話したらしく、先輩からクラスのみんなまでかなりの人数が集まっていた。

ジ「樹、こっちきて、」

樹「ん？はーい」

ジェシーのところに行き、既に用意された俺のベットの端に腰掛ける。

すぐ隣にジェシーのベットがあって、病室だけど、今までとあんまり変わってない。

それに安心した。

先輩「点滴してきたんだな。これからかー」

慎「俺らもバスケのトレーニングがてらランニングでここに通いません？笑」

ジ「AHAHAHA！ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…HE、」

北「お前っ笑、あんま笑うなって笑」

ジ「ｹﾎｯ…ごめんごめん笑」

ジェシーは咳をとめながらも俺の背中に腕を回した。

そのまま皆面会時間ギリギリまでいてくれた。

皆が帰ったあと、北斗さんと大我も帰って、

病室には2人だけになった。