赤が変えてくれた世界で#3 (ページ45)

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第18章ページ45

樹side

学校が終わって、まっすぐ家に帰った。

今日はどっちの家なのか聞いてなかったけど、早退したのならおそらくジェシーは自分の家にいるはず。

俺は一旦荷物を置きに自宅に戻って、少しコンビニに寄ってからジェシーの家に行った。

でも、インターホンを押しても反応がない。

寝てるのかな？

俺は前々から受け取ってた合鍵を使わせてもらって、中に入った。

樹「ジェシー？俺だけど…お邪魔しまーす」

やっぱり無反応だ。

電気もついてない。

っていうか、家中探してみてもどこにもジェシーはいなかった。

樹「え、病院行ったの？」

それにしては、早退してから時間が経ちすぎてない？

よくわからなくて、俺はしばらく突っ立ったままだった。

どうにもしようがなくて、俺は仕方なく自宅に引き返したけど、

携帯を見てもなんの連絡も来てない。

メッセージを入れても返信はなく、電話も繋がらなかった。

めちゃくちゃ心配になったけど、

ほんとに体調が悪かったら、逆に迷惑になってしまう。

俺は1日様子を見ることにした。

明日には、学校に来てくれるかもしれない。

そんな期待を抱いて。