赤が変えてくれた世界で#3 (ページ20)

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ジェシーside

途中参加だったからなのか、一日がやけに早く終わった気がする。

さて、部活に行きましょうか。

男子「じゃあな〜。樹、しっかり休めよ〜」

樹「ほーい！じゃあな！」

だいぶ回復した樹は、帰る支度をして俺の元に来た。

樹「俺今日は参加できないけど行くね！」

ジ「HEHE！マネ？笑」

樹「そ！1日だけのマネ笑」

慎「ほんじゃー行こっか！先輩達にも知らせないとだろ？」

ジ「だな！」

そうだった。まだ先輩達は知らないんだ。

俺は樹を軽く支えながら部室に向かった。

慎太郎が勢いよくドアを開け、1番に挨拶する。

ノックぐらいしろよ、笑

慎「ちは〜！」

先輩「びびった！笑。お前〜ノックぐらいしろ！」

慎「だって早く会わせたかったんですもん！笑ほら！」

樹「連絡なくてすいません笑。俺もう大丈夫です」

先輩「樹っ！ほんとか？まじで大丈夫か？」

樹「今日は参加出来ないですけど、試合は出られるって言われました。」

ジ「樹は今日だけマネになるそうです笑」

先輩「いや普通に休んでくれていいよ笑。まーとにかく無事でよかったわ。マジ焦ったからな。」

＿＿＿

樹side

クラスでも、部活でも、

俺は人に恵まれたらしい。

そう実感した1日だった。

その日はマネらしいことをやってみた。

飲み物とか、タオルとか。

マネもそこそこ色々やれたけど、俺はやっぱりプレイヤーがいいな。

明日から、地道に練習再開してみようって思った。