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樹side




学校には途中参加ってかんじになった。


俺らが着いた頃には既に3限目が終わってて、ちょうど休み時間だった。


ガラガラと教室のドアを開けると、クラス中の動きが止まった。





樹「えっと、おはよ、?」





なんて言えばいいのは分からなくて、とりあえず挨拶をしてみると、


その瞬間止まっていたやつらがドっと声を上げ、駆け寄ってきた。



どうやら俺が遅れた理由は知ってるみたいだ。






男子「樹っ!お前、もう大丈夫なのかよ!」


男子「連絡ぐらいよこせよな?笑」


樹「ごめんごめん笑。俺あんま動けなくて笑」


男子「あ、まだ完治じゃないのか?」


ジ「目が覚めたばっかの時は喋れなかったし動けなかったんだよね。まだ少しフラフラする感じでしょ?」


樹「うん、そんな感じかな」






そう伝えると、そりゃ連絡も無理かと納得していた。

次の授業が始まるから渋々皆席に戻っていき、俺らも準備をした。




4限目を終え、昼休みになった。


また皆集まってきて、今日はほとんどクラス全員で昼ごはんを食べることになった。




今日は部活がある日だ。


俺はまだ参加出来ないけど、試合当日までには回復できるらしい。


まだいつもより思ったように体を動かせないから、少し不便。


脳震盪ってこんなにも後が大変なんだなってあらためて思った。

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作者名:J.J | 作成日時:2020年10月10日 19時

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