赤が変えてくれた世界で#3 (ページ18)

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ジェシーside

ジ「うわぁお！樹っ！あっぶな、」

樹「ごめ、足に力入んな、」

ジ「あーごめんっ！そうだった！慎太郎これ持ってくれる？」

慎「はいよー」

そうだったそうだった。

なにやってんだ俺は。

医者に言われてただろ。

慌てて慎太郎に荷物を持ってもらい、樹を支えなおす。

樹「ごめん、ちょっとまって、」

ジ「大丈夫大丈夫。樹、ちょっと腕回して？」

樹「ん、こう？」

ジ「そうそう。よいしょ！落ちないよーにねー」

樹「……へっ？ちょ、いいって！」

ジ「AHAHAHA！」

＿＿＿＿
樹side

一瞬何が起こったのかわからなかったけど、それを理解した途端、めちゃくちゃ恥ずかしくなった。

いわゆるお姫様抱っこだ。

恥ずかしいにきまってる。

でもジェシーの優しいのに強い力には勝てず、

タクシーまで俺はその状態だった。

慎太郎はずーっとニヤニヤして俺を見てきてさ。

助けろよって思ったよ、笑

つーかすっかり忘れてたけど今日からまた学校じゃん。

先輩たちにも心配かけてしまったからな。

今日はちゃんと大丈夫ですって伝えないと。