赤が変えてくれた世界で (ページ26)

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樹side

知らなかった。

学校ってこんなに楽しいんだ、

こんなに笑える場所なんだ、

俺は今まで何を見てきたのだろうか。

今、ほんとに、心から楽しいと思えてる。

楽しいと、時間が経つのもあっという間。

もう帰りのホームルームが終わった。

慎「ジェシー！今日部活ないって〜」

ジ「え、なんでー？」

慎「なんでだろうな笑。」

どうやらバスケ部は部活がないらしい。

樹「ジェシーくん部活ないの？」

ジ「ないって〜」

男子「お！ないの？ならゲーセン行かね？笑」

慎ジ「え、行く！」

樹「即答…笑」

男子「おっしゃ！じゃあ樹もだな！行こーぜー！」

樹「へ？俺も？」

ジ「はいはい！行くよー！」

樹「はーい笑」

もはや拒否権を使う暇もない笑

まぁ、使いたくないけどね。

あっという間にゲーセンについて、皆でぐるぐる店内をまわった。

メダルゲームをしてみたり、UFOキャッチャーしてみたり。

途中でアイス食べたりして、結構な時間遊びまくった。

こんなにはしゃいだのいつぶりだろう。