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樹side
ジェシーさん…きっと今泣いてる…
謝り続けるジェシーさんに、俺はたまらず抱きついてしまった。
怪我のことなんて、考える余裕がなかった。
“痛い”という言葉が聞こえなかったから……大丈夫なのかな…。
よし、、
慎太郎、俺、今から伝えてみるよ…
樹「俺……俯いてたことがありましたよね…」
ジ「えっ…？」
樹「俺……慎太郎に出会って…楽しかったんです。
でも……同時に、慎太郎が羨ましくなった。
ジェシーさんのことを、なんでも知ってる慎太郎が羨ましかった…
俺なんかより……ずっと一緒にいた慎太郎に、俺は負けたって……思った…
そう分かったら、ずっとモヤモヤして……
よくわからなくなった…
うまく、、言葉にできなかった」
ジ「樹……」
樹「だから、慎太郎に相談したんです。
このモヤモヤの名前が知りたくて、慎太郎なら、わかるかもって…。
そしたら、教えてくれました。
……その名前は…“恋”って言うみたいなんです…」
ジ「っ……」
樹「俺……ジェシーさんのことが…好きみたいなんですっ…」
ジ「樹っ……」
ジェシーさんは、ギュッと、さらに俺を抱きしめてくれた。
慎太郎…ちゃんと伝えたよ、、
ちゃんと、伝えられたよ
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作者名：J.J
| 作成日時：2020年7月27日 7時
