染められた殺し屋#2 (ページ25)

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慎太郎side

慎「わかったよ笑。今どこなんだ？」

ジ「え？だいぶ近くだよ。今は、＿＿」

ジェシーが場所を言う前に、

電話越しにものすごい音がした。

思わず受話器を耳から離す。

慎「……え？」

今、ドンッって音だった。

俺は冷や汗が流れるのを感じながら、

慌てて話した受話器を耳に戻した。

慎「ジェシーっ？おいッ！」

うんともすんとも言わないで、

ﾌﾟｰﾌﾟｰと電話が鳴るだけ。

樹「慎太郎？どうしたの？」

慎「ちょっと……樹……」

ジェシーに何かあったんだ。

絶対。

樹「慎太郎……？、、ジェシーさん…？」

俺の表情を見て、樹がジェシーの名を口にした。

慎「樹……ちょっと…待っててくれる、？」

樹「なんで…どこ行くの…？まさか……」

慎「探さないと……」

樹「いやだっ…俺も行くっ」

慎「でもっ…」

樹「行くっ…」

樹は今にも溢れそうな涙に耐えている。

俺は樹の手を取って、家を出た。

近くだよって言ってた。

間に合うはず、、

間に合ってもらわないと困るから、

樹と必死に走り続けていると、

俺らの目にその現場が飛び込んできた。