染められた殺し屋#2 (ページ18)

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夜ページ18

ジェシーside

慎太郎が帰ったあと、

さっき樹が俯いていたのを思い出した。

慎太郎は人をよく見ている。

そして、何かを察する能力にたけている。

だから、色んな人を知っていて、気が利く。

これだって、樹の何かを察したから帰ったんだろ？

リビングに戻っていく樹を追いかけて、

率直に聞いてみた。

ジ「樹、どうした？疲れた？」

樹「へっ？」

ジ「さっき、下向いてたろ？」

樹「…あ……えっと…なんでもないです」

いや、その言い方はなんかある時の言い方だぜ？

ぜってーなんかあるだろ。

ジ「…それはなんかあった時の言い方。」

樹「え、、べつに大したことじゃないですから、」

それでもいいから、教えろよ。

なんか、隠されると、嫌だ。

モヤモヤする。

樹のことはなんても知ってたい。

慎太郎みたいに、

いや、慎太郎以上に、

樹の変化には敏感でいたい。

あーもう、

この感情の名前、誰か教えてくんね？

しつこいほど、俺の中にずっとある、この感情。

…誰か教えてくれよ

誰も教えてくれないってことは、自分で知れってこと？

そーゆーこと？

でも、どうやったらわかるんだよ、、