Whereabouts (ページ11)

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北斗side

早速来たジェシーと髙地と、男の子。

テレ電のときに顔をのぞかせた子だ。

ジ「やっほ〜」

北「いらっしゃい。で、誰を診るの？」

ジ「樹だよ。ちょっと声が出せないの。ちょっといろいろあって、、」

髙「俺が医者に見てもらった方がいいって言ってね」

北「なるほどー」

パッと見て年齢は5～6歳ぐらいかな？
ちょっと質問していこうか。

北「こんにちは。僕は松村北斗っていってね、ここでお医者さんしてるの。」

樹(ｺｸ

北「今から少し質問してもいいかな？」

樹(ｺｸっ

北「ふふ。じゃあまず、お名前は樹くんだよね？樹くんは何歳なの？」

そう聞くと、樹くんは手を出して、“6”を示した。

北「6歳なんだ！」

樹(ｺｸっ！

北「じゃあ、いつからおしゃべり出来なくなったかわかる？」

樹(ﾌﾙﾌﾙ…

樹くんは首を横に振り、今度は手を後ろに伸ばした。

北「ずっと前ってこと？」

樹(ｺｸ

北「そっか。ジェシーお兄さんとはどうやってお話してるの？」

すると樹くんは手で紙のペンを表現し、書く真似をしてくれた。

北「書いておしゃべりしてるんだね！」

そのあと、服の下を見てわかった。

虐待か、、、、って

ジェシーはもう知ってたみたいだけど、それを見て顔をしかめてた。