Whereabouts (ページ10)

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ジェシーside

北斗は俺らの友達。
ここからわりと近い所の病院に勤めてる。

ジ「樹？今から俺のお友達にもしもしするからね？樹もそのお友達にお顔見せてあげて？」

樹(？……ｺｸっ

ジ「HEHE！北斗って言う人なの。いい人だから安心して？」

樹(ｺｸっ

ﾌﾟﾙﾙｰﾌﾟﾙﾙｰﾌﾟﾙﾙｰ

北『はい。なんでテレ電？』

髙「ジェスがテレ電しようって言うから笑」

ジ「ほくちゃん元気〜？」

北『元気だけど笑。なんかあった？』

樹(ﾋｮｺ

北『ん？誰？その子。』

ジ「話せば長いから直で話すよー」

髙「ちょっと診断お願いしたいんだけど、大丈夫そ？」

北『あーー。いつ？』

ジ「いつでもいいけどー、いつがいい？」

北『普通は患者が希望するんだけどな笑。じゃあー、今からとかはきつい？』

ジ「ううん！大丈夫！」

髙「じゃあ今から行くよ。」

北『はーい。じゃあ名前を髙地にしとくから、受付にそう言ってねー』

髙「はいよー。」

ジ「よし！じゃあ樹、ちょっと病院行くんだけど、いい？」

樹(……？

ジ「北斗が樹のこと診てくれるの。痛いところ治してもらお？」

そういうと、樹は自分のお腹を指さした。

ジ「そうそう。北斗が治してくれるから！行こ？」

樹(ｺｸ！

よかった〜。小さい子って、病院を怖がるイメージだったから、内心ちょっと不安だったけど、樹は大丈夫みたい。
樹にとっては怖いよりも、痛いのが治ることの方が勝ってるのかな。

それもそれで可哀想な気もするけど、やっぱり医者に診てもらった方が俺らも安心できるよね。

樹はるんるんって感じで髙地の車に乗りこんだ。

これから病院に行くとは考えにくいぐらいご機嫌だ笑。

髙地が運転してくれて、俺は助手席にすわって樹を膝の上に座らせた。

病院まではすぐ。

あっという間に到着して、受付で髙地ですと言うと、すぐに中へと通された。