虹柱、死んだって【鬼滅の刃】

番外：風柱 ページ21

『実弥！』


「あ？」


『みてよこれ、限定のおはぎ！
買えたから一緒に食べよ！』


「！茶入れてくらァ」



あれ、実弥の周りに花が見えるよ



「Aじゃねぇか
不死川はいねぇのか？」


『うわ音柱さんじゃないですか〜
派手に怪我して帰ってきて、うわ汚』


「お前は派手に文句つけてくんじゃねぇよ！！」


「おい、うるせェ」


『あ、おかえり』


「お前が茶を入れてんのか！！
派手におもしれぇ！！！」


「消し炭にしてやろうかァ」


『てか早くしのぶさんのとこ行きなよ
後ろからすごい怖い顔して近寄ってきてるから』


「え」


「こんな所にいたんですか宇髄さん
はやく屋敷の方へ行きましょうか
そんな怪我で動き回らないでください」


『ごめんね、しのぶさん』


「いえ、連絡ありがとうございます」


「あ！お前さっき派手に飛ばした鎹烏は胡蝶のとこにッいててててッ？！」




しのぶさんに引っ張られてる、馬鹿め




『やっとおはぎ食べれるね、…実弥？』


「……なんでもねェ」


『何、音柱と仲良くすんなって？』


「はぁ？！」


『顔に出てるよ、わかりやすい』



顔を真っ赤にして怒鳴る実弥


ほんとわかりやすいよ



『怒らないでよ〜おはぎたべよ〜ね〜〜』


「うぜぇ、食うからよこせやァ」




ぴとり、と私の背中にもたれかかっておはぎを食べ始める実弥に声をかける




『まぁた傷増えた？』


「あ？知らねぇなァ」


『もー大事にしなよ、せっかく顔だけはいいのに』


「顔だけっていうなや」


『目つき悪いけどね』


「お前もそこそこだろ、食わねぇなら食うぞィ」


『え、駄目だよ！私の分！！あーー！！！』


「うめぇ」


『この野郎……』


「お！！不死川！A！任務だ！！二人での任務だそうだ！一緒に行っておいでと御館様からだ！！」


『煉獄さん声でかいぃ』


「場所は？」


「うむ！裏山の方だ！殲滅させてこいよ！」


「当たり前だィ」


『おはぎ食べたし人一倍動いてよ』


「………帰り買って帰るかァ」


『賛成』




お揃いの羽織を着て刀を持つ




「行くぞA」


『ん、さっさと終わらせよう』









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「あいつら揃うと派手に目立つなぁ」


「幼馴染だそうですよ、ほんと仲良しですよね」


「うむ！やはり二人でいる方が素でいれるようだ！」

番外：上弦の弐→←▽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す