虹柱、死んだって【鬼滅の刃】

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『逃がしてよかったの？』



「……A相手に手は出せない」




炭治郎たちが行ったのを確認して刀をおろす



半端者に居場所をくれてありがとう煉獄さん

実弥も怒ってそうだな


しのぶさんも怒ってそう




『無惨さんのところにいくんでしょ』


「嗚呼」





黙っててごめんなさい


お館様はみんなに説明してくれるかな
死んだことになってるのかな


私は鬼になりきれなかった半端者

何百年も生きてるんだよ


猗窩座は私の実の兄



半端者なのに鬼殺隊に入ったのは
実弥を守りたかったから


それとこれ以上犠牲を増やしたくなかったから





「A、どういうつもりだ」



『ごめんなさい、でも死なせたくなかった』


「……猗窩座、しばらくAと行動しろ」


「はい」






鬼舞辻無惨の支配から逃れている私
私に触れている間は無惨さんは支配できない
それは無惨さんも知ってるし
他の上弦の鬼たちも知ってる




猗窩座と手を繋いで無限城を出る






「どうするんだ」


『裏でコソコソ動くかな
多分お館様がみんなに伝えてくれてると思うんだけど…どうなんだろう』





私は風柱とは大親友だと思う
実弥が鬼殺隊に入った時から知ってるからね

実弥は私が半端者だと知ってるから死んでないと思ってて欲しいんだけど…




「Aは自分のやりたいことをしろ
できると信じてやりきれ」




『うん』

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