第1話 ページ3
Aside
__5ヶ月後
貴「おはようございます」
私はいつも通り事務所に来た
事務所と言うかなんて言うか
新作アニメの奴らしいです
梶「あっ、あきちゃんおはよう!」
真「おはようアッキー!」
花「あきちゃんおはよう〜!」
貴「今日はよろしくお願いします」
私は皆さんに一礼をして
台本を読み返していた
花「相変わらず真面目だね〜」
貴「そうですか?」
真面目だよ〜と言いながらつんつん
してくる花澤さんは女神に見えた
貴「一緒に出演出来て嬉しいです」
花「あきちゃんにそんなこと
言って貰えるなんて今日はついてる!」
私の憧れの先輩花澤香菜さん
私が声優を始めようと思ったのも
全て花澤香菜さんがきっかけだ
真「読みは進んでるか〜い?」
貴「はい、順調です」
真「もぉー、もう少し笑ったら?」
貴「?なんでですか?」
えっ?私そんなに笑えてないの?
いや、まぁ、作り笑顔は苦手だし・・・
江「いいんですよ〜あきちゃんは
自然に笑うのがいいんですから〜!」
この方は江口拓也さん
私が声優を始めて一番最初の作品
に出た方、江口さんにはアドバイスなど
沢山貰っているので感謝ですね
貴「おはようございます江口さん」
江「おはよう〜今日少し眠いかも・・・」
そう言ってあくびをする江口さん
貴「大丈夫ですか?」
江「まぁ、寝不足ではないから大丈夫!」
貴「辛かったら言ってください」
江「うん」
梶「そろそろ始まるそうですよ!」
真「分かったよ」
貴「ありがとうございます」
梶裕貴さんは人気声優
可愛いだのかっこいいだの色々言われてる
梶さんにはいつも支えて貰っている
私も周りに甘えてばかりじゃなくて
自分でもなにか出来るようにしなきゃ
_____終了______
貴「すみません・・・
足を引っ張ってしまって・・・」
花「大丈夫だよ!
あぁいう間違えは
声優ではよくある事だよ?」
梶「そうそう!!
逆に言えば入ってきて5ヶ月で
これならこの先大丈夫だよ!!」
真「アッキーは真面目だからね」
江「それに俺だって
最初はめちゃくちゃ間違ったし!」
フォロー入れてくれるなんて
本当にいい人達だ・・・
今日の仕事はこれで終わりだから・・・
貴「んんー!はぁっ・・・
今日は家に帰って寝よう・・・」
すでに暗い外
花澤さんと方向が同じなので
一緒に帰りました
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作者名:ぽんぽこたぬき | 作成日時:2018年12月22日 22時