三代目ガールはクールな紅一点 Part 5

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臣 side




「はあっ､…はぁ…はぁ……」




なんだこれ､めっちゃ苦しい…





Aがこのまま､俺に呆れて､どこかに行くんじゃないかって不安になって。そんなことないって思いたいけど､それが現実になる可能性だってある……




そう考えているうちにつらくなってきて…





NAOTO「臣っ！！ゆっくり､大丈夫だから！」




ELLY「ゆっくり吸って！」





周りではメンバーが必死そうに何か言ってるけど､ほんと苦しくて頭まわんない…





ほんと俺､どうしようもねえやつだな。みんなに迷惑までかけて




「…はあっ､Aっ……はっ」




そんな時




蘇芳「臣っ！！」




と叫ぶAの声。





蘇芳「臣！！ゆっくり息して！大丈夫やから！！」





Aが来てくれたのは嬉しいけど､今の俺を見てめんどくさいなんて思われたらどうしよってまたつらくなって




「……はぁっ､む､り……やだ…行かない､で…」




蘇芳「大丈夫､どこにも行かんよ！」





そう言いながら俺を抱きしめてきたA。




蘇芳「ほら､…うちに合わせて呼吸して？」





Aが優しく背中をさすってくれたおかげで､だんだん楽になっていった。



「……」




蘇芳「……」




蘇芳/臣「…ごめんっ！」




「って被ったし笑」




蘇芳「ほんと笑。」





「Aの話ちゃんと聞かないで､怒ってごめん。」





蘇芳「うちの方こそ､臣のこと殴って､怒ってごめん。」





「じゃあ､仲直り､だな。」




蘇芳「うん！」




その後､お互いの話をきちんと聞いたり､意見を言ったりしたおかげで今まで以上にお互いを理解し合えたと思う。




やっぱ笑ってるAがいちばんだわ。



ーーーーーーーー

蘇芳「臣､ほっぺ痛くない？赤くなってもてるわ…ごめんな？」



臣「ちょっと痛いけど大丈夫。あ､おわびに仲直りのちゅー口にしてよ。」



蘇芳「…バカ臣っ////」






NAOTO「完全に俺らいること忘れてるよね。」



健二郎「ほんまですって。2人の空間や」




直己「まあ､いいじゃないですか。」

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