信じたくない ページ3
「うぅ、あたま痛い」
起きたら床で寝てたから体が痛い。
起きたらもう12時でシャワーを借りた。
シャワーをしたらなんとなく気持ちもスッキリした。
.....よし、太輔にちゃんと謝ろう。
帰る準備をしていると電話がかかってきた。
太輔..
「もしもしっ」
「こちら警察のものです。藤ヶ谷太輔さんがあなたと頻繁に連絡を取り合っている履歴があったので電話をかけさせていただきました。」
警察....?
なんで?なんで警察が電話なんて
「落ち着いて聞いてください。藤ヶ谷太輔さんが事故にあって死亡が確認されました。」
「...............嘘だ。やめてください!!!そんなの嘘っっ!!!!」
「お落ち着いてください!」
「やだっ...っ太輔ぇっ!」
泣きながら大きな声を出したせいであやが起きてしまった。
「A?なんで泣いてるの?電話?」
「あやぁっ!太輔が..っ...太輔が..死んだって........」
「電話もしかして警察?貸してっ」
まともに話せない私を見て、あやはスマホを私から奪い、太輔の死亡を確認するためどこの警察署に向かえばいいか話していた。
「どこの警察署かわかったから今から行こう。」
「やだっ」
「やだじゃない!私だって藤ヶ谷さんが死んだなんて信じたくないわよっ..っ」
あやは目に涙をいっぱい溜めていた。
「行くよ。」
私はひっぱられて車に乗った。
太輔........死んだなんて嘘って言って。
叶わない願いを私はずっと唱え続けた。
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作者名:たまゆうき | 作成日時:2019年8月29日 20時