捌 ページ9
五条side
まさか、悠仁が生きてたとはね〜。
正しくは生き返ったみたいだけど。
宿儺との記憶も微妙みたいだし…。
訓練に支障はないけど、一応特級呪物だから油断大敵っていうか。
七海も最近は冷たいし、伊地知は悠仁とどっか行くし、上の奴らは変わらないし、で…
五「ストレス社会、パワハラ!!」
七「静かにしてください。」
五「だって七海、新一年生が特級と闘わされるってあると思う?いいやないと思うね!」
七「普通ならありえませんけど、取り敢えず呪術師の上下関係、上の連中はクソ中のクソということは私も承知しているので有り得るのではないでしょうか。」
七「ところで、他の生徒は大丈夫なんですか。」
五「ん?まぁ長期任務ってことでどうにかしてるからね〜。」
七「伏黒君の横にいる女子生徒が居たでしょう。」
五「Aのこと?」
七「ええ。」
五「それが?」
七「いえ、随分前に顔を合わせた時貴方の後ろに隠れていたのが印象的で。あの子が何故貴方の生徒なのか、貴方の過去を交えずに経緯だけ話していただければ結構です。」
五「僕の過去混ぜちゃダメなの?」
七「キリがないので。単純にウザくもあります。」
五「あ"ん?!」
七「尊敬はしてないので。」
五「Aはね、元々集落唯一の神社の娘だったらしいんだけど、まぁ色々あって海近くの倉庫に封印されてる形で会ったね。」
七「封印?」
五「簡単に言っちゃうとその集落、昔から厄介な呪いが掛かってたみたいで。特に海。悪神、悪縷のことは七海も知ってるでしょ?」
七「はい。」
五「その呪いがあまりにも強大で抑える為には生贄の一人か二人は必要だった、でも最初に出した生贄は悪縷自身が満足せず、抑えることが出来なかった。」
七「それで集落唯一の神社の娘であるその子を生贄にした、と。」
五「そ。それで少し収まったらしいんだけど、尋常じゃないの、特級も特級だけど神となると最早別次元。」
七「そういう訳ですか。それで接したのがきっと貴方と伏黒君のみだったから他者との会話に支障が出ている。」
五「結構接させたつもりなんだけどね〜…苦手みたいでさ。」
七「その子も貴方と同じように目を隠していましたね、あれはなんです?」
五「僕でも未だに謎なんだよね、そこ。目見たことないし、お風呂とかじゃ外してるけど。」
七「捕まりなさい。」
五「一緒には入ってないよ!?!?流石に!」
五「七海想像力豊か〜!!」
七「ひっぱたきますよ」
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作者名:黒凛蝶 | 作成日時:2020年11月22日 0時