君のこと、ちゃんと守れましたか？弐 (ページ1)

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50話ページ1

A「具体的には？」

しのぶ「1番は優しくしてくれる所です」

A「そうなんだ」

しのぶ「料理してる所も出来る所も、かっこよくて好きです」

A「…もう料理出来ないけどね」

しのぶ「そうでしたね、すみません」

A「いやいや、全然いいよ、むしろそう思われてたのが凄く嬉しい」

しのぶ「…続きしないんですか？」///

A「なんか、しのぶさんと話してる方がいいかな」

しのぶ「そうですか」

しのぶは誰でも分かるくらいがっかりしていた。

A「やりたかった？」

しのぶ「いえ、そういうことでは」///

A「？」

しのぶ「初めてだったので、最初は花藤さんが良かったなと」///

A「そっか、でも、やっぱりやめとくよ」

しのぶ「そうですか、それでは、お話をしましょう」

しのぶとたわいもない話を2時間ぐらいした。好きな物や嫌いな物、好きな場所…お互いに聞きながら答えた。好きな食べ物の話をした時が驚いた。しのぶが生姜の佃煮が好きだと言うこと。

A「しのぶさんは渋いんだね」

しのぶ「美味しいですよ？」

A「生姜あまり得意じゃない」

しのぶ「花藤さんは何が好きなんですか？」

A「私は、_______________かな」

窓が空いていた為、勢いよく風が吹き、大事なところが聞き取れなかった。

しのぶ「え？」

A「さて、じゃあ私帰るね、やりたい事もあるし」

しのぶ「そうですか、気をつけて帰ってください」

しのぶは好きな食べ物が聞き取れず、聞こうと思ったが、帰るというAに聞くに聞けなかった。

A「じゃあ、しのぶ、また、夜に…」

しのぶ「え、あ、今名前…」

Aは言ってからすぐに姿を消した。屋敷に帰る前にあるものを買い、それから屋敷に帰ると、朝に隠から貰った手紙の返事を書く。

A「少し長すぎたかな」

紙が大体3枚ぐらいの手紙を書いた。