46話 ページ47
A「カナヲさんと血は繋がってないけど似てるんだね」
しのぶ「え？」
A「ちょっとだけ最後に話をしようか」
Aはそのまま座れそうなところに行き、しのぶを手招きする。
しのぶ「その首に巻いているもの、お洒落ですね」
A「あ、これ？」
しのぶ「そうです」
A「これ、スカーフって言うんだ」
しのぶ「スカーフですか？」
A「海外の物かな」
しのぶ「そうなんですね…あの、さっきどうして最後とか言ったんですか？」
A「明日の夜、鬼舞辻が動き出すからだよ」
しのぶ「え、どうしてそれを」
A「1週間ぐらい前に上弦の壱と戦ったんだ」
しのぶ「怪我とかしませんでしたか！？」
A「してないよ」
しのぶ「よかった」
A「1週間後にまた会う約束をした、無惨が動くことも教えてもらった」
しのぶ「…」
A「そんな事より、昔話をしよう」
しのぶ「昔話ですか？」
A「うん、しのぶさんはどんな子供だったの？」
しのぶ「私はよく周りの人に男勝りと言われていました」
A「今とは全然違うんだね」
しのぶ「そうですか？」
A「今は、か弱い女の子だよ」
しのぶ「か弱いですか…鬼殺隊として恥ですね」
A「そんなの普通だよ」
しのぶ「え？」
A「女の子は力が強くなくちゃいけないなんて、誰が決めたの？」
しのぶ「それは…」
A「普通に考えて、男の人より力が弱いのは当たり前でしょ？」
しのぶ「私は女の人の中でも弱いんです」
A「生まれつきのものもあるから、仕方ないよ」
しのぶ「…」
A「まぁ私は女の子は女の子らしい方がいいと思うよ」
しのぶ「え？」
A「この時代がおかしい、私のいた時代はそんなこと無かったよ」
しのぶ「花藤さんは昔どんな子だったんですか？」
A「やんちゃしてたよ」
しのぶ「やんちゃですか？」
A「屋根の上で遊んだり、橋から飛び落ちたりしてたかな」
しのぶ「…すごいですね…」
A「面白いでしょ」
Aは笑いながら話して、しのぶは心配そうに見つめてくる。
しのぶ「花藤さん」
A「ん？」
しのぶ「ちゃんとご飯食べてますか？」
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天霧(プロフ) - 大切な人だから悲しませたくない。だからあんな事を言って距離を置いた。確かに、夢主はこの世界の住人じゃないいずれ死んでしまう…。その事を分かっていても離れたくないしのぶさん…。辛いですね。早く寄りを戻して欲しいですね (2022年1月31日 16時) (
レス) @page40 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続きがとても気になります。次の更新待ってます！ (2022年1月28日 12時) (レス) @page38 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にーと。 | 作成日時：2021年12月19日 3時
