27話 ページ28
しのぶ「起きましたか？」
A「しのぶさん」
しのぶ「どうかしましたか？」
A「カナエさんに会ってきた」
しのぶ「え？」
A「伝言もあるよ」
しのぶ「…」
A「無茶だけはしないこと、幸せに生きてって言ってたよ」
しのぶ「姉さんっ…私は今もこれからも幸せですよっ…」
しのぶは笑顔で涙目になりながらも上を向き、カナエに届くように話しかけた。
しのぶ「私はこれから任務で出ますが、安静にしててくださいね、夕飯までには戻りますので」
A「うん、分かってる、行ってらっしゃい」
しのぶ「行ってきます」
しのぶは任務に出掛けて行った。
A「あ、アオイさんに料理教えないとな」
アオイの元に向かって歩く。
A「アオイさん、今日料理教えたいんだけどいいかな？」
アオイ「はい！大丈夫ですよ！」
A「それじゃあ、私材料買いに行ってくるね」
アオイ「分かりました！」
一旦部屋にいき、机に向かって筆で必要な物を書き出していく。
A「この時代にこれは無いから、作らないとか」
材料と手順を書いていると、紙を7枚も使っていた。それから買い出しに行くとかなりの量を買い込んでしまって、両手が塞がった。そのまま台所に向かった。
A「ごめん、アオイさん、待った？」
アオイ「いえ、大丈夫です」
A「これ材料ね」
テーブルの上に材料を全て置く。
アオイ「こんなに使うんですか！？」
A「そうだよ」
物をしまいながら会話を続ける。
A「料理作るの早くなったりした？」
アオイ「だいぶ早くなりました！」
A「それは良かった、あ、それと、これ」
アオイに紙を渡した。
アオイ「これは？」
A「今日作る奴の手順と材料かな」
アオイ「こんなにあるんですか…」
A「前いた時代はこんなことしなくても良かったよ、簡単だったし」
アオイ「そうだったんですね」
A「1回作ってみるから、食べてよ、美味しいし、多分」
アオイ「この、オムライス？楽しみです！」
それから2時間が経ち、ケチャップソースも完成し残りは卵のみのなった。
A「多分、ここから難しいと思うけどやってみるね」
Aはフライパンをトントンして卵を上手に丸めていく。そして、ケチャップライスの上に乗せる。
アオイ「これで完成ですか？」
A「いやいやいや、ここからが本番だよ」
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天霧(プロフ) - 大切な人だから悲しませたくない。だからあんな事を言って距離を置いた。確かに、夢主はこの世界の住人じゃないいずれ死んでしまう…。その事を分かっていても離れたくないしのぶさん…。辛いですね。早く寄りを戻して欲しいですね (2022年1月31日 16時) (
レス) @page40 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続きがとても気になります。次の更新待ってます！ (2022年1月28日 12時) (レス) @page38 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にーと。 | 作成日時：2021年12月19日 3時
