24話 ページ25
A「しのぶ、私が死ぬまでしのぶの事守りたい、だから私と付き合ってくれませんか」
Aはしのぶの落ち着きがない手を握り、しのぶの顔を見ると赤らめていた。
しのぶ「私は、花藤さんじゃないと嫌です」
A「え？」
しのぶ「如月さんではなく花藤さんがいいんです、ダメでしょうか？」
A「私は元々花藤Aだけど？」
しのぶ「ふふっ、ふつつか者ですが、よろしくお願いします」
返事を聞いて、Aはしのぶに抱きついた。耳元で囁くように礼を言う。
A「ありがとう、しのぶ」
しのぶ「でも死なないでください」
A「分かった」
しのぶ「目の治療をしてもいいですか？」
A「あ、ごめん」
抱きついていた体を引き剥がすと、しのぶは目の治療を始めた。
A「ねぇ、しのぶさん」
しのぶ「なんですか？」
A「ずっと思ってたんだけど、めっちゃ痛い」
しのぶ「！？何も言わないから痛くないのかと思ってました…うっかりです」
しのぶはAに鎮痛剤を打ち、治療を再開した。
A「首にさ火傷あるじゃん」
しのぶ「はい」
A「首だけじゃなかったんだ」
しのぶ「というと？」
A「左半分なんだ」
しのぶ「え」
しのぶは目を疑うようにAの左腕を捲った。
A「って言っても何も無いんだけどね〜」
しのぶ「もうこんなことしないで下さいね」
A「わーってるよ」
返事をしてもしのぶはずっと見つめてくる。
A「なに？」
しのぶ「いや、その」
A「なに？」
しのぶ「…その、接吻…」///
A「接吻？したいの？」
しのぶ「いやそういう訳じゃ」///
しのぶが急に下を向いた為、右手で顎をあげて接吻した。
しのぶ「…っ」///
A「恥ずかしがらないでよ、こっちまで恥ずかしくなる」///
しのぶ「すみません…」///
A「あ、そうそう、これずっと渡したかったんだ」
Aは隊服のポケットの中からくしゃくしゃになった紙袋を渡した。
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天霧(プロフ) - 大切な人だから悲しませたくない。だからあんな事を言って距離を置いた。確かに、夢主はこの世界の住人じゃないいずれ死んでしまう…。その事を分かっていても離れたくないしのぶさん…。辛いですね。早く寄りを戻して欲しいですね (2022年1月31日 16時) (
レス) @page40 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続きがとても気になります。次の更新待ってます！ (2022年1月28日 12時) (レス) @page38 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にーと。 | 作成日時：2021年12月19日 3時
