23話 ページ24
しのぶ「あれから考えたんです、花藤さんに言われて気付かされた事が幾つもあります」
A「…」
しのぶ「一緒に仇を取りたい、なんて、花藤さんは姉さんと会ったことも話したことも無いのに、だから余計に自分の命を粗末にして欲しくないと思ったんです、でも正直、凄く嬉しかったです」
しのぶは顔を赤らめながら、目には涙を浮かべて話した。
しのぶ「花藤さんの作ったご飯は見た目も綺麗で、とても美味しく、人に食事だけでこんなにも幸せになるんだと思いました」
A「それなら良かった」
しのぶ「煉獄さんの時も最初から戦ったと聞きました、自分の目を失ってまでも命を救ってくれて、凄く嬉しいんですけど、これ以上、頑張らないで欲しいです」
A「え？」
しのぶ「だって、これ以上戦ったら花藤さんが死んでしまいます…」
A「私は皆のこと、しのぶさんの事が守れて死ぬのは本望だよ」
しのぶ「…」
A「私はもうしのぶさんの周りから大事な人が居なくなるのが嫌なんだ、だから守りたい、ダメかな？」
しのぶ「どうしてそこまでしてくれるんですか？」
A「私は前世、友人もいなかったから誰かとこうやって話をしたり、秘密を共有したり、付き合う関係とか無縁だったから、生きた証として守りたいんだよ」
しのぶ「私も花藤さんと出会えて、仲良くなれて良かったです」
A「しのぶ、私が死ぬまでしのぶの事守りたい、だから私と付き合ってくれませんか」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天霧(プロフ) - 大切な人だから悲しませたくない。だからあんな事を言って距離を置いた。確かに、夢主はこの世界の住人じゃないいずれ死んでしまう…。その事を分かっていても離れたくないしのぶさん…。辛いですね。早く寄りを戻して欲しいですね (2022年1月31日 16時) (
レス) @page40 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続きがとても気になります。次の更新待ってます！ (2022年1月28日 12時) (レス) @page38 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にーと。 | 作成日時：2021年12月19日 3時
