ユンギくんはいじわるだ (ページ2)

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あんたは一生そうやって生きるんだね

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「…え。放課後…？」

「できれば1人で…
中庭で待ってるから」

待って

そういう前に
もう彼は私の後ろを走っていった

高校生活はじまって2週間

さすがにこの流れは大体嫌でもわかる

「…おまえタラシなの？」

自習の珍しく先生もいない時間

ニヤッとしながらそう言われた

「…ちがうよ
わ、わたしなんかに興味をもってくれた」

「おまえ友達いねぇだろ」

「…いる」

ちょっとだけ目を見開いたユンギくん

「…ユンギくん」

「きも」

登校初日

はやくもどん底だった私を救ってくれた

ミン・ユンギくん

無口なタイプなのかなって思ったら
ほんとうに人をいびるのが好きな
少し幼い男の子だってことがわかった

「だって助けてくれた、から」

「悲しすぎでしょ」

「…すみません」

でも不思議としゃべれてる

なんだか普通にしゃべれてる

それが嬉しくてたまらない

「…いくの？」

「へ？」

「返事返しに」

思わず視線を逸らした

やっぱり私は
こうゆう透き通った目に弱いらしい

「う、うん」

「…別に行かなくていいじゃん」

頬杖をついて
目をそらすユンギくん

へ、へ…

かわいい……

「真剣そうだったから。。
ちゃんと返さなきゃ」

「へー、」

「い、いや？…」

「…は？」

「だ、だったりします？」

「…調子のんなよ」

「…ごめんなさい」