足りない ページ26
*
何だったんだろう。さっきの総悟は。ボーッとした頭のまま私は屯所内へと入った。いやもうさっきの出来事は夢だったのではと思う程だ。
「オイA。何ボーッとしてんだ。」
ニコチンマヨネーズの声で私はハッ我に返る。
「あ、腐れ土方さん。これ買い物してきたのでどうぞ。」
「おー、助かる。ところで総悟とはどうなんだ。」
「はあああああ！？」
いきなり土方さんの口から、総悟という単語が出てきて思わず叫んでしまった。土方さんも驚いている。
「......何かあったのか」
「何も無いけど！？ だ、だいたいこの腐れマヨラー私をこき使いすぎなんだよ！ 女中だからってこんな買い物まで押し付けやがって！！ 買い物なんて暇してるストーカーにでも頼めばいいじゃん！！」
総悟のことに振れられたくなくて私は、ずっと思っていた愚痴を大声で叫ぶ。まさか嫁にもらってやると言われたなんて......確かに表上は婚約者だけれども。
「あぁ？ うるせェよ！！ ギャーギャー騒ぐんじゃねェ！」
土方さんも負けずと言い返してくる。やっぱり頭には煙草とマヨネーズの事しかない。もう総悟の事なんて忘れている。
「こんなんだから鬼畜女中だとか言われるンだよ。もうちょっとにこやかに隊士に接して、仕事をこなしてみやがれ。そしたらチョットは人気出るんじゃねェの」
と土方さんは煙草に火をつけた。受動喫煙っていう物を知らないのか。
「ハイハイ、アドバイスありがとうございます。余計なお世話ですよーだ」
私がそう言うと土方さんは舌打ちをし、買い物袋の中を漁り始めた。あーあ。煙草を吸いながら食品を漁らないで頂きたい。
「この鬼畜女中が。これからもこき使ってやる......ん？ アレ、A。俺マヨネーズ5本頼んだよな？」
「頼みましたね。でも経費が勿体ないので買いませんでした。食品の選別も女中の務めでしょ。」
「マヨネーズが足りないんだけどオオオオオ」
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夜桜柊華(プロフ) - 虎さん» ありがとうございます！！ あまり更新できなくてすみません（汗） 気長に待ってくださるとありがたいです(*^^*) (2019年3月3日 17時) (
レス) id: 2ba62656ff (このIDを非表示/違反報告)
虎(プロフ) - 夜桜柊華さん» 更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年2月23日 13時) (レス) id: f0c523c988 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜柊華(プロフ) - 虎さん» 落ちちゃったんですね（汗） 受験お疲れ様でした。占ツク始めたんですね！ 時間が出来たら見させていただきます！！ (2019年2月6日 20時) (レス) id: 2ba62656ff (このIDを非表示/違反報告)
虎 - 夜桜柊華さん» 虎と砂糖だった虎です！受験見事に落ちましたwwその代わり、占いツクをはじめました。よければみてみて下さいw←ごめんなさい (2019年2月6日 20時) (レス) id: f0c523c988 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜柊華(プロフ) - 虎と砂糖さん» 有難うございます！！ 受験勉強お疲れ様です(*^^*) (2019年1月26日 19時) (レス) id: 2ba62656ff (このIDを非表示/違反報告)
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