ねぇねぇそーとーさん！ (ページ3)

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第2話ページ3

？？side

何時の日だったか。

『かくれんぼしーましょ！』

そう笑って言っていたアイツ。言われた時は驚愕した。お前いくつだと思ってるんだ？？もうすぐ軍学校卒業だぞ？？と困惑もしてた。

……だが俺はアイツに甘いのだろうか。総統になった今でも探し続けてしまう。俺よりも華奢な癖して何かと強いアイツを。

『グル兄さん！遊ぼ！！』

『甘いもの食べ過ぎでは？？』

『グル兄さん過保護すぎん!?!?』

…そういつも隣で笑ってたヤツは居ない。だがその代わりとしてなのか、それとも協力しろという天の兆しか俺の周りには沢山の仲間が出来た。

そして今は軍学校時代よくアイツに語っていた夢の通り、我々国の総統となった。
流石のアイツでも俺が総統になったことは知ってるだろう……だがそれよりもアイツに沢山話したい。

仲間のこと。国民のこと。城下町のこと。

まだまだ沢山ある。アイツが居ないから沢山話が溜まっていく。

早く見つけなければ
＿＿＿いつまで隠れるんだ、ユーガ・シュティレ