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数日後ーーー
それから僕はひたすら調べた。図書館に行って片っ端から全部本を見て異世界について、気になることが書いてある本を調べた
けど、それらしき本は1冊も見つからなかった
だから次に夢を記録することにした。その日見た夢の特徴、出てきた人、内容などを細かく全部記録して行った。
そのおかげなのか少しづつ記憶が蘇ってきた気がする。よく夢に出てくるのは、お母さんと友達
取り敢えず今分かるのは、僕は異世界にいて夢に出てくるのは僕のお母さんと友達
なんで異世界に居るのかはまだ分からない。それに帰り方も全く分からない
帰り方が分かればいいのに…………
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学校ーーー放課後
グリム「子分早く帰るんだゾ!!」
「ちょ、ちょっと待って!」
エース「探し物か?」
「うん…………ノートが無くなってて」
あのノートは夢のことが全部書いてあるから無くなったらまずい。誰かが持っててもまずいから早く見つけないと……
デュース「探すのを手伝いたいんだが部活があって、すまない……」
「いいよいいよ!部活行ってらっしゃい!!」
エース「おう!」
「グリムも先帰ってていいよ」
グリム「了解なんだゾ!!」
取り敢えず早く見つけないとバレたらまずい
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「ない………………」
自分の教室は満遍なく探した。廊下とか中庭、外、それぞれ授業で使った教室も満遍なく探したが見つからない。もし誰かが持ってたら?中身を見てたら?また全部一からになってしまう
何か企んでいるのなら
「どうしよう…………」
学園長「どうしました?」
「が、学園長……」
学園長「何か探し物でも?」
「は、はい……ノートを…………」
学園長「ノート、ですか?それならこれだったりします?」
と、学園長の手には私のノートが
「そ、それです!!」
学園長「監督生くんのでしたか!!」
「どこにありましたか……?」
学園長「廊下に落ちてましたよ!」
「あ、ありがとうございます!」
学園長「無事本人の元へ届けられて良かったです!!」
「あの…………中身って見ました……?」
学園長「そんな!見てませんよぉ〜誰のか分からないのに勝手に見たりしませんよ!!私、優しいので!!」
「良かった…………」
学園長に見られてたら確実に終わってたから良かった……
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作者名:水無瀬 | 作成日時:2023年1月11日 2時