45話 side 0 ページ47
「生徒会のこと、嫌だったら遠慮しないで言ってね？」
「はい、ありがとうございます」
先生が帰り際にそう言ってくれた
私の中では「出来ることはしたい」という思いと「生徒会は自分には荷が重い」という思いが揺れ動いていた
「無理はせん方がええんちゃう？どうしても嫌なら断ってええんやし」
「うん､､でも迷ってる､､」
ゾム君もそう言ってくれて、それに甘えそうにもなってしまう
「いやー別にどっちでもええんちゃうの？決めんのはお前やて」
部屋に入る直前、コネシマさんの声が中から聞こえた
ドアを開けると頭を抱えて「うーん」と考え込むロボロ君がいた
「どうしたん？ロボロ」
「何かな、生徒会役員やらんかって勧められたらしいで？迷っとるんやと」
ゾム君の問いにコネシマさんはそう答えた
「え、ロボロ君も､､？」
思わず声に出すと、ロボロ君は顔を上げて私を見る
「まさか、Aちゃんも？」
「うん、私も先生に言われたんだよね。でもまだ決めてないんだ」
「あー俺もやねん、どうしたらええかと思ってさ､､､」
そして話が停滞してきたころ、
「やってみたらええんちゃう？僕は二人なら出来ると思うけど」
「どうしてもやりたくないなら別だが迷っているなら立候補してみるのも良いと思うぞ」
鬱先生とグルさんはそんな言葉をかけてくれた
「ねえロボロ君、良かったら一緒にやってみない？」
「...せやな、Aちゃんがおるなら立候補するわ」
二人の言葉に背中を押される形で立候補が決まった
私は一人じゃない、ロボロ君がいる
仲間がいればなんとかなる
「生徒会は大変やと思うけど、無理だけはしたらあかんからな」
「警備部から二人も推薦されるなんて優秀やな！選挙、頑張るんやで」
コネシマさんとトントンさんも応援してくれて
私とロボロ君は顔を見合わせて、「お互い頑張ろう」と言い合った
その後先生に 私が書記、ロボロ君が副会長に立候補することを伝えに行くと「ありがとう、頑張ってね！」と笑顔を向けてくれた
きっと今回の選挙も、私が変わるために必要なことなんだ
そう思えば、頑張れる気がするな
ーーーーー
あと少しで移行しそうな雰囲気になってきました！早いものですね､､
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 308人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レナ - 頑張ってください！番外編絶対見ます！トンシャオロボロ楽しみですううう！！ (2017年10月9日 8時) (
レス) id: d79a58f128 (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - レナさん» ああありがとうございます!!読み返して頂けているとは……(号泣) 文才も語彙力もまだまだ成長していきたいです！どうか番外編も見てやって下さい…*_ _) 長文大歓迎ですよー！^^* (2017年10月7日 8時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 1話から読み返しに戻って来た者です。やっぱり読んでいると、貴方様の文才、語彙力がすごいことすごいこと…！遅れましたが、本編完結おめでとうございます！これからも頑張ってください！長文失礼いたしました！ (2017年10月6日 8時) (レス) id: d79a58f128 (このIDを非表示/違反報告)
サラ男。(プロフ) - 岡崎 響さん» そうやって言ってくれるの嬉しい(;_;)まだ小説にしてないから全然大丈夫だよ！！がんばろー！ (2017年2月27日 12時) (レス) id: 610db604ae (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - サラ男。さん» ↓タグつけるの忘れてた！返信遅れてごめんね!! (2017年2月27日 6時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
