百十八話 ページ37
翌日、黒田くんから呼び出された私とみやびちゃんと信長くんの3人はあの階段に集まっていた
「…このやり方なら、裏切り者を警戒しつつ確実にポイントを稼げる」
「隙のない作戦だと思います」
『本当に凄いよね…いつもありがとう』
「別に構わん。その作戦は皆の前でお前たちから提案してくれ。俺の話は聞かんだろう」
「わかりました」
手に持っているノートを閉じてみやびちゃんと目を合わせて笑い合う。流石は黒田くんだ
「黒田。」
「あ?」
「なぜまた俺たちに協力を?」
信長くんの問いかけに私も頷く。あの日から黒田くんは私達と距離を置くと思っていたから…それなのにこんな凄い作戦まで考えてくれた。何か心境の変化があったんだろうか
ゆっくりと信長くんに近付いた黒田くん
「お前の方こそ。答えは見つかったのか?」
そう囁いていつものしたり顔で階段を降りて行った。
「どうすればクラスのみんなをまとめられるか…って考えてます?」
「…」
「大丈夫です。先が見えず不安なのはみんな一緒です。きっと団結できます」
『そうそう。最近干し柿食べてるとこ見てないし…頭に糖分回したら、きっと信長くんなりの答え出せるはずだよ』
塞ぎ込んでいる信長くんの背中を勇気付けるように軽く叩くが変わらずだんまりだ。そんな彼にまったく…と諦めているとみやびちゃんが目の前に飛び出した
「信じたもん勝ちです」
『わ、良いねそれ』
真似するようにグッと拳を握って信長くんに見せると暗かった表情を緩ませた
「ふっ…貴様ら適当だな」
「ふふ…申し訳ございませ〜ん」
可愛らしく笑うみやびちゃんは新たな作戦に胸を弾ませているようで普段よりも高いテンションでクラスに向かって行った。なんて可愛いんだ
作戦の発表をする為、クラス内のメンバーに声を掛けたりホワイトボードに文字を書き込んでいくが、家康側についた4人の姿が見当たらず少し不安になる
『…大丈夫かな』
「Aさん、この作戦は"あの"黒田官兵衛の策ですよ。きっと大丈夫です」
小さく溢した私の声を拾いあげたみやびちゃんがコッソリと耳打ちしてくれたが…一抹の不安は消え去らなかった
「PBB作戦、再開できんの?」
「ええ。この作戦なら皆さんに必ず納得していただけるはずです」
豊臣くんの素直な声にみやびちゃんは自信満々に答えたが、後ろのドアから入ってきた4人に体が強張った。
「で、どういうこと?」
「…明日、この旗印を立てる」
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オタくん♀(プロフ) - 完結､､､だと､､､そんなーーー‼︎(T ^ T) (2023年1月2日 23時) (
レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - …ん？お、終わり…だと？嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ (2023年1月2日 22時) (レス) @page44 id: 940717e19b (このIDを非表示/違反報告)
オタくん♀(プロフ) - 何度も見ています！何度見ても面白いし胸がキュンキュンしちゃうぐらい大好きです!更新頑張って下さい！ずっと待ってます！😄 (2022年11月21日 22時) (レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
真子ちゃん(プロフ) - 待ってます (2022年11月14日 15時) (レス) id: 955c1a3158 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 何度見ても面白いです😍更新頑張ってください！！待ってます！！ (2022年11月9日 23時) (レス) @page44 id: c191c4b3ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：間取り | 作成日時：2022年9月10日 14時
